●良いラケット選び ※博士式ラケット厳選法 初歩の方ほど悩まされれているラケット選びについてご紹介します。 考え方は二つ ①良いラケットを探し求める ②良くないラケットを避ける 良いラケットとは、選手の個性を生かせるラケットと考えます。 初歩の選手は個性が育っていないので選ぶことができません。 初歩の段階で 『①良いラケットを探し求める』 で考えるなら、 1.打球感が理解しやすいもの 2.距離感が感じやすいもの 3.安定感を維持しやすいもの 扱いの簡単なラケットを求めると良いでしょう! ※この選び方にも経験が必要です。本来はリフティングで現物確認をします。 博士のラケット選びは①を参考に②で確かめます! 『②良くないラケットを避ける』 良くないラケットの見分け方は、博士の場合は教え方から考えます。 卓球の選手には 博士が紐解いた3大トラブル(デストライアングル) があります! 詳しい詳細はこちら 卓球の3大トラブルでは 「用具トラブル」と「環境トラブル」がラケット選びと関係します! 初歩の段階では、補助輪をつけて走る自転車のようなものです! 1.打球感が理解しやすいもの 2.距離感が感じやすいもの 3.安定感を維持しやすいもの 扱いの簡単なラケットを求めると良いでしょう! そして、実戦の意識ができる選手は 1.自分の能力を引き出せる用具選び 2.相手の能力を想定して用具選びをする事 3.相手の用具と戦術を想定して選ぶ事 など を重視して選んで頂ければよいと思います。 注意点です。落とし穴があります! 競技用の用具であれば、問題なし!と思われがちです。 ですが、ラケットとラバーはバラバラで貼り上げて初めてラケットです。 各々に相性があるので、完成していれば正しい練習ができると思うのは 間違いです。フィーリングがつかめないバランスの崩れたラケットもあります。 ラバーは接着によってもフィーリングが変わるので注意しましょう! ※不安な方は専門店のスタッフに適正に貼り上げてもらうことをお勧めします! ピンポン・キッズでは博士がすべて貼り上げております! ●失敗しない選び方の手順 ※博士式ラケットサーチ 初心者のラケット選びは2通りあります。 A.自分で選ぶ B.コーチに選んでもらう 今回は、選ぶための知識ですのでA.に該当します!
B.のパターンの場合はコーチをなさる方にも参考になると思います。 では手順をご紹介します! 手順① この選択は、打球方式を選びます。 ラケットの扱いが違うので握り方を選びます。 ※ペンホルダーとシェークハンド以外の打球方式もありますが
それ以外というのは1/100いるかいないかもっと少ないかもしれません。 ペンホルダー | 日本式・反転式・中国式 ※更なる打球方式の種別 | シェークハンド | FL・ST・AN・CO ※グリップの握り具合を選択 |
手順② この選択は、フィーリングを選びます。 前陣・中陣・後陣という種別で、戦術と距離感を合致させます。 卓球の基本戦術の理解としては、全て攻撃として考えます。 そこに守備的戦術が加わると考えます。 それを戦型別とすると、「攻撃」「オールラウンド」「守備」 となりますが、「オールラウンドタイプ」のラケットは 実は「攻撃」よりも「守備」よりも弾みません。 「攻撃からオールラウンド」「オールラウンドから守備」 と理解して頂くのがわかりやすいと思います。 ●戦型とラケットの種別
構造種別 | 攻撃 | オールラウンド | 守備 | ペンホルダー | 〇 | 〇 ※ペンは攻守 | △ ※完全守備は少数 | シェークハンド | 〇 | 〇 ※シェークは攻守 | 〇 ※完全守備有 |
●ラケットの特徴
打球面積 | シャープで狭い | 丸くて広い | スイートスポット | 狭い | 広い | 特性 | 攻撃向き ※インパクトが強くなる | 守備向き ※面積全体が平均的 |
●ラケットの素材
素材 | 合板 | 特殊合板 | 単板 | 合板構造 | 合わせ板 | 木材板以外の 素材を含む合板 | 一枚板 | 目的 | 複数の木材を 組み合わせて 弾みを表現 | 合板に特殊な素材 を加え独特な弾み を表現する | 一枚の板の 弾み具合を強調 | 特徴 | 攻撃から 守備まで | 攻撃力強化から 安定守備強化 | 攻撃主体 | 代表的な素材 | 種別なし ※採用できる 素材は全て | カーボン繊維 ※ケブラー ※ザイロンその他 | 檜・桂・その他 | 構造との適正 | ペンホルダー シェークハンド | ペンホルダー シェークハンド | 主に ペンホルダー |
特徴や素材は参考になさる程度でよいと思います。
選んだラケットと照らし合わせて安心感が得られるようでしたら幸いです。 手順③ ラバーは最も特徴の出る部分です! 選び方は2通りです。 A.自分で選ぶ B.コーチに選んでもらう 判断基準としては、専門知識がない場合は 「裏ソフト(安定重視)」 を選択しましょう! 自身で戦術が工夫できる場合 又は、コーチがいてアドバイスを受けられる場合 は、自由にお選びください。
ラバー | テンション系 | 高弾性 | コントロール系 | 裏ソフト | 上級者向け ※弱めのテンション 中級者向け | 基本形 | 初級者向け | 表ソフト スピード系・回転系・変化系 | 上級者向け ※弱めのテンション 中級者向け | 初級者 中級者向け | 初級者 中級者向け | 表一枚 (トップシートのみ・OX) | レシーブ強化 | レシーブ強化 | レシーブ強化 | 粒高ソフト | 上級者向け ※弱めのテンション 中級者向け | 初級者 中級者向け | 初級者 中級者向け | 粒高一枚 (トップシートのみ・OX) | レシーブ強化 | レシーブ強化 | レシーブ強化 | アンチ (変化系裏ソフト) | ※現状は無い | レシーブ強化 | レシーブ強化 |
●まとめ 全体を把握してみると、初歩の選手は無難なものの中から選び 慣れてきたら個性を活かすラバー選びに挑戦する流れがおすすめです! あまり過激なチョイスをすると扱いにくく失敗の原因になります。 無難なものの中からも、個性が欲しい方は グリップの握り具合に注目したり、各メーカー品の同等品があれば デザインでこだわってみたりするところは良いと思います!
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