マイラケットを大切に扱おう!
ピンポン・キッズでは、日ごろから
お客様のラケットを大切に扱っています。
大切なラケットを長持ちさせるには
どのようなメンテナンスをすればよいのでしょうか?
■ラバークリーナーをかけよう。
練習が終わったら、ラバークリーナーをかけましょう!
専用のスポンジを使って軽く拭きとるだけでよいです。
クリーナーには、リキッドタイプと泡のタイプがあります。
はじめてお使いになる方は、泡状のものが扱い易いと思います。
ラバーの表面に付着した、ほこりを軽く拭きとるだけでラバーの劣化が抑えられます。
※注意)決して磨かないでください。ラバーの打球面が破壊されてしまいます。
■ラバーフィルムを貼ろう。
ラバーの表面にクリーナーをかけたら、軽く乾かして
フィルムを貼りましょう!
次に使用するまでの間は、フィルムによってほこりが付かないように保護します。
※フィルムは裏ソフトのみ必要です。その他のラバーはそのままでも構いません。
■接着剤を選ぼう。
実は、接着剤も選び方によって、ラケットを保護する事につながります。
打球に対する性能だけではなくて、アフターケアの要素も兼ね備えております。
Q.なぜ、ファインジップなのですか?
A.水溶性接着剤にもいろいろありますね
各メーカーが競っていろいろな接着剤が売られています。
その中でも、乾きの速さと扱い易さに優れていたのがファインジップです。
その他にも、剥がしやすさなどがよいところですね!
ファインジップにつきましては、商品情報をご覧になって下さい。
Q.では…。
接着剤選びで注意するとすればどのような傾向が見られますか?
A.色々な事が考えられますが、一番注意してほしいのは
剥がしやすさでしょうか。
水溶性の接着剤は、硬化してしまうと非常に厄介です。
何度か使用して、扱いにくく感じた時は、ほかのものを
試してみた方がよいと思います。
これは実際に、選手が使用しているラケットです。
ラバーを剥がす時に、あまりにもこびりついて剥がしにくい状態でした。
極端な状態でしたので撮影したものです。
これまでの有機溶剤の接着剤の特徴は
『接着後、時間の経過により粘着質が薄れる』
という事でしたが
水溶性接着剤の特徴は
『接着後、時間の経過により硬化が進む』
という特徴があります。
この性質によって、画像な状況になって
板はがれの原因となってしまいます。
ファインジップは、
ラバーのスポンジとラケットの板の間で硬化して
フィルム状態に固まります。
その為、粘着質としてラケットやラバーにこびりつく事はありません。
新ルール対応接着剤の中では
現在ダントツの性能と扱い易さを誇っていると考えます。
■スピード補助剤を使う。
※競技では禁止されております。
この商品は、現在コーチングアイテムとして活用されています。
多球練習を多用しているコーチの皆さんにお勧めです。
打球が弾まない事で苦労なさっているコーチの皆さんに
ぜひご利用頂きたい
クリーンチューニング
こちらからご覧下さい。
上の画像は液の量を多めに1度分です。作業時間10分程 度の状態です。
この画像は立方体の木材を中心に置いて、その上から軽く乗せた状態です。
これだけのそりが一度で得ることができれば充分だ
と思います。
■ラケットコートを使おう。
ラケットコートを使用する事で、板はがれを減らす事ができます。
ラケットの材質やワックス(板表面コーティング材)の状態によって
板がはがれてしまうものも多くあって、お悩みになられている方も多いです。
加工前にほんの少し細かい目の紙やすりなどでブレードの面取りを施し
ラケットコートを仕上げてみました。
こちらのラケットはお客様の依頼により加工したものです。
完成度は最上級です。
ムラ無く仕上げるのが非常に難しい作業となっております。
光沢によりムラが無い常態に仕上げた事がわかり易い画像をご用意しました。
質感が伝わればと思います。
このラケットコート加工は
『TSP ラケッ
トコート』
を使用いたしました。
■グリップテープを巻こう
グリップテープは
1.グリップが細すぎてしまう場合。
2.グリップが滑る場合。
3.手に汗をかくことが多く気になる場合。
おもにこの様な場合に用います。
この様に巻きつけます。
こちらが完成の様子です。
なかなか美しく巻けたと思います。
■番外編 ~やる気になればここまでできる~
※注意)ここで紹介するメンテナンスは公式ルールには則っておらず
公式競技使用向けのテクニックではありませんのでご了承の上ご覧下さい。
『ラケットを大切にする!』
これをテーマに考えてこの作業をご紹介いたします。
思い出のラケットをいつまでも使用したい
そんな気持ちをいつまでも持つことは大切だと思います。
公式競技用としてのラケットの意味を無くしてしまったラケットでも
大切に保管する心を形にしようと努力してみました。
これが私の得意とする『樹脂コーティング』です。
板が剥がれて無くなってしまった部分に
樹脂を流し表面をフラットに加工を施しました。
指で触れても段差を感じないくらいまでフラットを表現。
最後に全体にラケットコートを施し完成となる。
光の具合でフラット感が伝わるように撮影してみました。
■ピンポン・キッズのポリシー
卓球は、競技要素だけでなく、コレクション要素も楽しめるスポーツです。
それは、用具によっても、勝敗が左右される要素が多く含まれる競技だからです。
道具は選手のためにあるものです。卓球愛好家のみなさんも、愛用なさっているラケットを
大切にして頂きたいと思います。
追記)もし、お使いになられていないラケットがございましたら
こちらをご利用ください。
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